レジェンドストーリー

STORY.92
2020年レジェンドストーリー銀賞Y・K
対象ストーリー
令和2年5月度 ASA鴻巣東部

ASA鴻巣東部に入店させていただいた時の事です。この日は1日とてもいい天気で高橋将吾班長を頭に3人で望んだ今日の戦い。「今日は絶対に全員契約をいただこう!」という気合の入った言葉をいただき「よし!やるか!」このような気持ちで私はバイクに乗り、自分の区域に向かいました。
しかしその途中、信号待ちをしていると私の目の前の横断歩道からガシャン!と大きな音、自転車に乗っていた奥様が転倒し、カゴに入っていた物がそこら中に散らばってしまいました。周りには通行人やほかの車両などがあったのですが私はバイクを側道に止め「大丈夫ですか」と聞き奥様には先に歩道まで行ってもらい、その間に道路に散らばった物を拾い倒れた自転車を起こし安全な場所へと運びました。私はもう一度奥様に「大丈夫ですか?お怪我はないですか?」と聞いたのですが奥様は恥ずかしい気持ちが先にあったのか「大丈夫です。ありがとうございます」といいながら自転車を押して行ってしまいました。
私は再びバイクに乗り、自分の区域へと向かいました。
区域に到着してすぐに訪問開始。そして一軒ずつ軒並み訪問し続け2時間ほどが経った頃です。まだ1件もご契約をいただけておらず朝の高橋班長の気合の入った言葉もよぎります。気持ちを切り替えて「よし!あの角の茶色の家のほうから訪問しよう!」そう思いインターホンを押しました。
中からはご年配の奥様が出てこられ感じもよく、話も聞いてくださります。少し時間が経ち、気持ちも盛り上がっていると家の奥からご主人が出てこられました。「うちは読売だからいらないよ!」大きな声で一言。奥様も顔が曇り「ごめんね」と一言。そのタイミングでちょうど一緒に住んでいる息子さんが車で帰ってきました。すかさず息子さんにもアプローチを試みるも「知らない」と冷たくあしらわれます。
私は仕方なくその家を後にし、気持ちを切り替え次のお宅に訪問しようと地図を開いていると後ろから声をかけられました。振り返ると「さっきの人ですよね」なんとそこに立っているのは先ほど自転車で転んだ奥様ではありませんか。
さっきとは違い明るいご様子で「ありがとうございました」ととはっきり言っていただき私も「怪我がなくてよかったですね」と会話がはずみます。話を聞いているとどうやら家に帰るところのようでなんとその家とはたった今断られた目の前のお宅だったのです。そんな偶然に驚きながらも次のお宅に訪問しようと私は「お怪我無くてよかったですね、何かあったらすぐに病院に行ってくださいね」と言い振り返ると奥様はちょっと待ってくださいと家の中に入っていきました少し待っていると家の中から「あの人さっき私のことたすけてくれたんだよー!」と大きな声が聞こえてきます。そしてしばらくすると奥様が出てこられ「新聞取ります!」
私はビックリして「でも先ほど読売取っているからと断られました」というと奥様は「私が自分でお金払いますから大丈夫です!あまり長くは取れないけど」私はおもわず「本当に大丈夫なんですか?」と聞き返すと奥様はにっこりと笑顔で「はい!」と6か月のご契約をいただくことができました。その後中からも先ほどのご年配のご夫婦と若いご主人が出てこられ「さっきはすいません、うちの嫁が助けていただいたみたいで、ありがとうございました。」そう言葉をかけていただいたのです。
ご家族皆様に囲まれて笑顔でのご契約、その後気分もよくなり別のお宅でももう1件のご契約をいただくことができました。
時間になりお店に戻るとどうやら3人全員ご契約をいただけたようで朝に高橋班長の言っていた全員で契約も達成できました。

私には神様がいるのかどうかはわかりませんが、日頃の行いや良いことはこうやって自分に返ってくるんだなと実感することが出来ました。
これからも人としてこのような気持ちを大切にしていきたいと思った1日でした。

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