レジェンドストーリー

STORY.73
2017年下半期レジェンドストーリー特別賞O.T
対象ストーリー
平成29年8月度 ASA下馬

ASA下馬でのお話です。
私はいつも1日4件を目標にし、行動しているのですが、前日違う地域で3件しか成約できず、とても悔しい思いをしていましたので、その日は『何としても4件やろう!』と心に決め、訪問を開始しました。

すると、訪問を開始してすぐに読売新聞を読んでいるというお客様から1件目、普段新聞は全く読んでいないが、御茶ノ水中学校に通うお子様がいらっしゃって、さらに吹奏楽をされているということで会話が弾み、2件目、たまたま交代で新聞を読んでいるというお客様にあたりラッキーな3件目と、本日は中間の17時までに3件の契約をいただくことができました。

しかし、ここ最近17時以降から伸び悩むことが多く、前日も結局そこから1件も成約できず、3件で終わってしまった事が脳裏をよぎりました。

私は、『いや、今日は必ずもう1件は最低でも』とさらに決意を新たにし、再び訪問を開始したのです。
しかし、そのことを意識すればするほど、なぜか空回りしてしまいます。
そんな時、一件のお宅にさしかかったのです。表札には『及川』とあります。
過去、何度か同じ苗字のお宅に訪問したことがあったのですが、契約に至ったことは1度だけ、あるかないかというくらいでした。

意を決して訪問してみると、ずっと読売新聞を読まれていて、昨年少しだけ毎日新聞に変えてみたが、読みづらくて大変だったので、2度と新聞は変えないと、かなり強い決意で、おっしゃられました。奥からおじいさま、おばあさま、娘様も出てこられたので、皆様に一生懸命お話しさせていただいたのですが、『とってあげたいんだけど、読売にやっと戻したばかりだし、今回の契約は長いから』とのことで、私は「これ以上やるとしつこくなるな」と思い、丁寧にお礼を述べて、そのお宅を後にしました。そして、気を取り直し、次々と訪問をするのですが、なかなか4件目のご契約には至りません。時計はすでに20時。もうすぐ帰店の時間です。私は『また昨日と同じかぁ』なんだか自分自身に腹立たしくなってきました。そんなとき、ちょうど町内を一周してきた形になった私の目に、先ほどの「及川様」のお宅のドアが開いていて、中からうっすらと明かりがもれている光景が目に飛び込んできたのです。私はもしかしたら怒られるかもしれないと思いつつも、なんとなく先ほどの去り際の好感触を思い出しながら、最後にもう一度、声をかけてみようと思い『夜分にたびたび申し訳ありません』とそのドアの隙間から声をかけてみました。

するとさきほどの娘様が出てこられましたので、私が『あれから一生懸命回ってみたんですが駄目でした』というと娘様は家の中の方に向き直り『さっきの新聞屋さんまた来たわよー』『同じ苗字の及川さん来たわよー』と笑ってくださったのです。そして『こんな遅くまで頑張って駄目だったのね』とお母様とお父様を説得してくださり、ご契約をいただくことができました。

私は遅くに再度訪問した私に快く接していただいた事に深く感謝の気持ちを表すとともに、ご契約のお礼を述べ、その『及川様』のお宅を後にしました。

目標をしっかり決め、それを見失わずに、妥協せずに日々の1件1件にこだわる事の大切さを貫くことが、結果につながるのであるということを、再確認し、こだわりのある仕事をしていきたいと、決意を新たにしました。

また、営業という仕事はテクニックや話法などに関心が払われがちではあり、またそれらのことも重要ではありますが、最終的にはそれらを実践するその人自身の想いや、行動がなければ人の心を動かすことはできないのではないかと思うとともに、スランプなどに陥ったり、壁を作り出すのも人間自身の心だとすれば、その壁を乗り越えスランプを打破しそこから何かを得て前に歩みを進めるのも、人間自らの決意と行動なのであるということを深く心に刻みました。

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