レジェンドストーリー

STORY.49
2014年下半期レジェンドストーリー特別賞T.T
平成26年11月度 ASA吉祥寺

その日はあらかじめ朝日新聞のお試し読みをして頂いているお客様を訪問し、ご購読の案内をする2日間の仕事の最終日でした。
初日は違うメンバーが担当しており、2日目を任されることになった私は前日多田班長が訪問した区域を担当することにしました。

実は会社を出るときに多田班長より『このお客様に明日来ることを約束しましたので、行ってみて下さい』と託されたお客様がいたのです。
話を聞くと、特に見込みがあると言うことではなさそうなのですが、30年来の読売のお客様で今回のお試し期間に初めて朝日新聞を読んだと言う奥様で、多田班長はその奥様に朝日新聞の良いところを猛烈にアピールし、さらには『明日再度お伺いいたしますので明日の朝刊には必ず目を通しておいてください。』とお願いしてきたということでした。

そして、私がそのお宅のインターフォンを鳴らすと、前日に対応していただいたと思われる奥様が出てこられました。するといきなり『ごめんねぇ、昨日あの後すぐに読売の店員さんが来て、また一年更新しちゃったのよ』と、申し訳なさそうに、しかしやわらかいながらもはっきりとした意思を感じさせる口調で断られたのです。
私はいきなりの先生パンチに少々面くらい、予定していたトークはかすみ、頭の中が一瞬固まりそうになりかけましたが、何とか意識を建て直し、とっさに『昨日来た多田からの伝言で、とってもいい奥様で、間違いないからと言われてきたんですよー』と切り返しました。すると奥様は一瞬何かを考えるようなそぶりを見せ、次の瞬間前日訪問した多田班長のことを話し始めました。私が再度、多田班長がとても一生懸命取り組んでいること、朝日新聞のよさなどを熱心にお伝えすると、奥様もとうとう『わかったわ、今まで一回も新聞変えたことなかったんだけど、負けたわ』と6ヶ月のご契約を頂くことが出来たのです。
私は、この契約は自分一人では決していただく事が出来なかったかなと多田班長に感謝するとともに、契約にいたらなかった時のお客様への対応の大切さを痛切に感じた一件のご契約でした。

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