レジェンドストーリー

STORY.11
2010年下半期レジェンドストーリー銅賞H・N
対象ストーリー
平成22年 月度 ASA東村山東部

その日も、いつもと変わらず、販売店につくと、軒並み訪問を開始しました。しかし、前日不調だったこともあり、なかなかテンションが上がってきません。
お客様との会話もなかなかかみ合わず、まだ明るい時間なのですが、すでにあせりを感じ始めていました。そして、午後14時30分頃、そのお客様との出会いが訪れたのです。そのお客様は、はじめ、インターフォンで朝日新聞の営業である旨と、名前を告げると、無言で突然ドアが開き、奥様が玄関先まで出てこられました。そして、基本トークにあるとおり、朝日新聞を以前読まれたことがあるかどうかご質問すると、かなり不機嫌なご様子で、「10年位前には読んでいた」とだけおっしゃいます。僕がおやめになられた理由をお聞かせいただけないでしょうか?というと、配達のミスが何度もあり、その時対応した店員さんの対応にも不満があり、その時以来朝日新聞を購読するのはやめている。と教えてくださいました。僕は、まず、前回ご迷惑をおかけした事を謝罪し、朝日新聞が10年前と比べ、だいぶ変わって面白くなった事、文字が大きくなった事、大型インデックスがついたこと、平成23年4月から学習指導要領が変わり学校の授業で新聞が使われるようになる事、そして、朝日新聞は教育に力を入れていて、大学受験などには非常に強い事などを一生懸命説明しました。すると、奥様は少しやわらかい表情をしていただけるようになり、「朝日さんが教育に強いという事はよくわかっているのだけれど」といっていただき、実は、奥様のご両親が朝日新聞は思想が偏っているからという理由で、朝日新聞を購読する事を反対しているのだと、話していただきました。私は、前回ご購読いただいたときの謝罪をもう一度した上で、10年前に比べて、変わった朝日新聞がお客様のお役に立つことを、再度訴えました。すると、奥様は、「負けたわ」といってくださり、「じゃあ、あなたの言うとおり朝日新聞を読んでみるわ」と1年間のご契約をいただく事ができました。
ご契約をいただいたあと、冷静に振り返ってみると、昨日まで調子を落としていたのは、「契約を取ろう」という気持ちがあまりにも先行し過ぎて、目の前のお客様が見えていなかったからだなぁ、と反省しました。新人のときのように、気がついたら、ただ一生懸命に、目の前のお客様のためにがむしゃらに話していたことが、結果としてご契約につながった。そんな、大切な気持ちを思い出させていただいたお客様に感謝で心が一杯になった一日でした。

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