レジェンドストーリー

STORY.03
2009年上半期レジェンドストーリー金賞 S・K
平成21年2月度 ASA武蔵境駅前

そのお客様は以前に朝日新聞を読んでいただいていたのですが、前回のご契約の際に「新聞の契約をしていないのに新聞がきた」と大変お怒りになられていました。初めお昼ごろにお伺いしたときに奥様が出てこられて「新聞を決めているのはおばあちゃんだから」ということでしたので夕方過ぎに再度お伺いさせていただきました。今度はご主人が出てこられました。まず基本動作で挨拶をしっかり行い「夜分遅くに申し訳ございません」とご挨拶いたしました。
ご主人は冒頭の契約の件で大変お怒りになられていました。僕はただ基本動作のお辞儀と、心からの謝罪を繰り返していました。そのとき、玄関に小学生くらいのお子様の靴が見えたのです、次の瞬間僕の口から「朝日は夏休みの自由研究に役立ちますよ」という言葉が勝手に出ていました。その言葉を聞くまで大変ご立腹だったご主人が「そうなんだよ、前も朝日さんの記事から娘が宿題をやったんだよ」と言ってくださいました。僕は、間髪いれず「夏休みの間だけ、娘さんのためにお願いします」といいました。するとご主人が「わかったじゃあ夏休みの間だけな」といって朝日新聞のご購読を了解してくださいました。契約書の記入や確認作業などが終わり御礼を述べて退出しようとした際にご主人が「君は本当に良い挨拶をするね、それにいやな顔ひとつせず私の苦情に耳を傾ける姿勢がいいね」「私もサービス業だから君のその姿勢が気に入ったよ」といって下さいました。
僕はこのお客様のおかげで「トークやテックニックなどももちろん大事だけどそれ以前にやはり人としての挨拶や、相手の気持ちになることなどをなくしてはどんなトークもテクニックも役に立たないんだ」という事をあらためて再確認するとともに、いつも心がけている基本動作をしっかりやることで1件のご契約につながったという心に残る体験をさせていただくことができました。
本当にありがとうございました。

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