レジェンドストーリー

STORY.13
2010年下半期レジェンドストーリー金賞T・O
対象ストーリー 
平成22年7月度 ASA小金井南口

私が、入社したばかりで営業に出て間もない頃、一人のお客様と出会いました。
そのお客様は高校生のお子様がいらっしゃるという事で、大学入試に強い朝日新聞のメリットを説明したのを覚えています。まだ新人でなれない私の話しを丁寧に聞いてくださったお客様は、「とってみようかしら、でも実はすぐ近くに、3日後に引越しするんだけど、、、それでもよいのかしら」といわれました。
新人である私は、同じ区域内なら大丈夫なのかな?と思い引越し先のご住所をおうかがいし、ASAに確認したところ、残念ながら、ちがうASAの区域でした。お客様に、「大変申し訳ございません、違うお店の区域でした、本日、私ではお申し込みのお手続きをさせていただくことが出来ないんです。」「しかも、お引越し先の区域のASAの営業をいつ担当させていただくことになるか、分かりかねますので、誠に残念なのですが、お約束させていただくことも出来ないのです」とお伝えいたしました。お客様は「そう、残念ねぇー」と名残惜しそうにおっしゃってくださいました。私は、「もし、また偶然お会いする機会がございましたら、その時はよろしくお願いします」といい、そのお宅を後にしました。

そして、月日が流れ、そのようなやりとりがあった事も忘れかけていた頃、小金井南口で仕事をさせていただくことになり、入店しました。先輩方が区域を選び、残った区域からなんとなく選んだ地図をふと見ると、見覚えのある町名が目に飛び込んできました。ん!?
なんだっけな?? と、少しの間記憶の糸を手繰り寄せてものおもいにふけっていると、あー、そういえば、と思い出しました。そうです、先ほどのお客様がおっしゃっていたご住所が、ちょうど私の選んだ区域にあったのです。
「覚えてくれているかなぁ、あれからしばらく月日が経っているし、きっと他の人に契約しているか、気が変わっているだろうな」と思い、他のお宅を回りながら、そのお客様のお宅にもうかがって見ることにしました。
インターホンを鳴らしてみると、中から高校生くらいの男の子が出てきました。
「お母さんいらっしゃいますか」とたずねると「ちょっとまってください」といい、呼びにいってくれました。奥の方から出てこられて、私を見たお客様が、「Oさーん」と第一声。まさか、自分の名前を覚えていてくださった事に、驚きました。とてもうれしくて、感激です。私は「お久しぶりです、私のこと覚えていてくださったんですね、ありがとうございます」「実は今日、偶然にもこちらの地域を担当させていただくことが出来たんです」というと、お客様が「よかったわ、またきてくれるような気がしててね、さっき出た子が前に話した高校生の息子なのよー」「あれから2人くらい朝日新聞の営業の人が来たんだけど、どうせとるならOさんみたいな人からがいいなって思って、来るのを待ってたのよ」とおっしゃっていただき、心から感動しました。

偶然から生まれた出来事でしたが、私は、「朝日新聞のセールス」というほんの一瞬の出会いにも、人と人のふれあいがあることを実感する事が出来ました。
これからも、「営業」という仕事を通じて、星屑のような無数の出会いの一つ一つを大切にし、未来の扉を開くような、仕事をしていきたい。そう、強く心に誓いました。

一覧
採用に応募 ページの先頭へ
削除
STORY.13
    コメント(0)